エコカーのオイル交換

エコカーのオイル交換事情

 

 

最近の車はハイブリッドが多くなっています。

 

 

バッテリー駆動で走行している場合はエンジンがストップしているのが当たり前のようになっています。

 

 

そして、軽自動車から普通車までアイドリングストップ機能付きが当たり前となってきており、ひと昔前の車と違いエンジンは停止と始動を繰り返しています。

 

 

そのため、なんとなくオイルに負担があるのではないかと感じている人も多いでしょう。

 

 

実際、エンジンは始動と停止を繰り返せばそれだけエンジン本体はもとより、補器類にも負担がかかっているのは想像ができます。

 

 

そして、エンジン内部にはエンジンオイルが入っており、エンジンの潤滑、清浄、冷却、気密、防錆の役目があります。

 

 

エコカーの場合、アイドリングストップにより、エンジンオイルの温度が適温にならないうちに停止と始動を繰り返すように思われがちですが、そこはECUにより制御されており、油温が適温にならなければアイドリングストップは作動しません。

 

 

それでは、アイドリングストップしたあと、始動時にどのくらいシビアコンディションとなるか考えてみると、意外にもそれほどシビアコンディションになりません。

 

 

それは、エンジンというのはある一定の温度になった時に最適に動くように設計されているので、温まったエンジンでは始動と停止を繰り返してもエンジン内部にストレスはそれほどかからないようになっています。

 

 

そのため、オイルの劣化が普通のクルマより早くなるのではといった心配はしなくてよいでしょう。

 

 

むしろ、バッテリーやスターターモーターへの負担が大きいので、メーカーではこれらの電装品を他のクルマに比べて強化しています。

 

 

オイル交換は、取扱説明書または整備記録簿に交換時期の記載がありますから、メーカーの標準交換時期もしくはシビアコンディションの交換時期でオイル交換していれば間違いないでしょう。

 

 

そこで、一般的に最近のハイブリッド車やアイドリングストップ車のオイル交換サイクルですが、メーカーでは7,500kmから15,000kmで設定していることがほとんどですが、この距離は上限の走行距離ととらえたほうが良いでしょう。

 

 

実際にはメーカーで表示している走行距離の半分程度で交換していたほうが安全といえます。

 

 

ハイブリッド車などのアイドリングストップ車でも、特にオイルメンテナンスがシビアということではありませんが、オイル交換はエンジンにとって重要な整備ですから、定期的に行い快適なカーライフを送りましょう。


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